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よくある質問
ビットコインとWeb3についてよく寄せられる質問に、出典を示しながら中立的にお答えします。広く信じられている誤解も取り上げています。投資助言ではありません。
厳密な定義では、ポンジ・スキームとは、中央の運営者が参加者を欺きながら、後から参加した人のお金で先に参加した人に配当を支払う仕組みです。ビットコインには中央の運営者がおらず、決まったリターンも約束していません。コードと台帳は誰でも監査できます。ただし批判的な立場からは、価格が新たな買い手に大きく依存しており、変動も激しいとの指摘があり、議論は続いています。
出典: Investor.gov (US SEC)
出典: Investor.gov (US SEC)
はい。ビットコインのプルーフ・オブ・ワークによるマイニングは大量の電力を消費しており、年間の推計値はおおむね中規模の国1か国分に匹敵します。ただし数値は出典によって大きく異なります。支持する立場からは、マイニングの一部は本来なら無駄になる電力や再生可能エネルギーを使っていると指摘され、批判する立場はカーボンフットプリントを重視します。電力消費そのものは事実であり、それをどう評価するかが立場によって異なるのです。
出典: Cambridge CBECI
出典: Cambridge CBECI
匿名ではなく、正確には「仮名的」(pseudonymous)です。すべてのトランザクションは公開のブロックチェーンに永久に記録されます。アドレスに実名は含まれませんが、取引所の本人確認などを通じてアドレスと身元がいったん結びつけば、その履歴をたどることができます。「ビットコインは追跡できない」というのはよくある誤解です。
出典: bitcoin.org · Protect your privacy
出典: bitcoin.org · Protect your privacy
ブロックチェーンとは、多くの参加者が共同で維持する分散型台帳です。トランザクションは「ブロック」にまとめられて時系列に並べられ、暗号技術によって鎖のようにつながれます。いったん記録されると過去のデータを改ざんするのは計算上きわめて困難で、高い改ざん耐性を持ちます。記録の検証を単一の中央機関に頼ることはありません。
出典: Bitcoin whitepaper · 原典:bitcoin.org
出典: Bitcoin whitepaper · 原典:bitcoin.org
スマートコントラクトとは、ブロックチェーン上にデプロイされ、あらかじめ定めた条件が満たされると自動的に実行されるプログラムコードです。仲介者なしに、取り決めたロジック(例:「Xを受け取ったらYを送る」)を実行します。注意すべきは、コードそのものがルールであるため、バグも同じように自動で実行されてしまうことです。過去の損失の多くは、コントラクトの欠陥に起因しています。
出典: ethereum.org
出典: ethereum.org
ビットコインは主に、P2P(ピア・ツー・ピア)の電子現金、あるいは価値の保存手段のためのネットワークとして設計されており、機能は絞り込まれています。一方のイーサリアムは、スマートコントラクトや分散型アプリケーションを動かせる汎用のプログラム可能なプラットフォームで、ネイティブトークンはETHです。また、ビットコインがプルーフ・オブ・ワーク(PoW)を採用しているのに対し、イーサリアムは2022年にプルーフ・オブ・ステーク(PoS)へ移行しました。
出典: ethereum.org
出典: ethereum.org
ステーブルコインは、特定の資産(多くは米ドル)と1対1の価値を保つことを目指していますが、「安定」は「リスクがない」という意味ではありません。リスクの大きさは、準備資産が実際に十分あり監査可能かどうか、そして仕組みの種類によって変わります。法定通貨担保型は発行体とカストディ(資産の保管)に依存し、アルゴリズム型は過去にペッグが外れて崩壊した例があります(2022年のTerra/UST事件など)。安全性は銘柄ごとに個別に見極める必要があります。
出典: ethereum.org
出典: ethereum.org
NFTは、ブロックチェーン上に記録された唯一無二の所有記録です。NFTを購入して通常得られるのは「そのトークンを保有している」というオンチェーンの記録であり、著作権や商用利用権、作品のファイルそのものが必ず付いてくるわけではありません。実際の権利はプロジェクトの規約によって決まります。画像はオフチェーンに保存されていることが多く、リンクが切れると閲覧できなくなることもあります。この点は広く誤解されています。
出典: ethereum.org
出典: ethereum.org
分散型金融(DeFi)は、従来の金融仲介機関をスマートコントラクトに置き換えたものです。主なリスクとしては、悪用されうるコントラクトの不具合、オラクルの操作、流動性の提供に伴う「インパーマネントロス(変動損失)」、そして従来型の規制や預金保険による保護がないことが挙げられます。カスタマーサポートも取り消しボタンもなく、操作ミスはたいてい取り返しがつきません。高い利回りが見込めるものほど、一般にリスクも高くなります。
出典: ethereum.org
出典: ethereum.org
ガス代は、イーサリアムなどのブロックチェーンでトランザクションを実行したり、スマートコントラクトを動かしたりするために必要な計算資源への対価です。イーサリアムでは、このうちベースフィーはバーン(焼却)され、優先チップだけがバリデーターの手に渡ります。料金はネットワークの混雑に応じて変動し、混み合うほど高くなります。
出典: ethereum.org
出典: ethereum.org
秘密鍵(またはシードフレーズ)を完全に失い、バックアップもない場合、そのウォレットの資産には通常、二度とアクセスできなくなります。復旧やリセットをしてくれる中央機関は存在しません。これこそがセルフカストディの本質的な特徴です。鍵の紛失によって、全ビットコインのうち無視できない割合が永久に動かせなくなっていると推定されています(具体的な数字には諸説あります)。シードフレーズを安全にバックアップしておくことが何より大切です。
出典: bitcoin.org · Securing your wallet
出典: bitcoin.org · Securing your wallet
Web3は「次世代のインターネット」をめぐる構想のひとつで、ブロックチェーンなどの技術を使ってユーザーが自分のデータやデジタル資産をより多く所有できるようにし、一部の巨大プラットフォームへの依存を減らすことを目指しています。概念はいまも発展途上で、定義もゆるやかです。支持者はそこに分散化された未来を見いだす一方、批判者は実際にどこまで分散化され、成熟しているのかを疑問視しています。
出典: ethereum.org
出典: ethereum.org
いいえ。ブロックチェーンは基盤となる技術(多数の参加者が共同で維持する分散型台帳)であり、暗号資産はその最初の、そして最もよく知られた応用例にすぎません。ブロックチェーンはスマートコントラクト、サプライチェーン、本人確認などにも活用されています。逆に、パブリック・ブロックチェーンに依存しないデジタル通貨も存在します。
出典: NIST IR 8202 · 原典:nist.gov
出典: NIST IR 8202 · 原典:nist.gov
エアドロップとは、条件を満たすウォレットアドレスにトークンを無償で配布することで、初期ユーザーへの還元、ガバナンスの分散、マーケティングなどを目的に行われます。ただし注意が必要です。「エアドロップ」をうたうものの多くはフィッシング詐欺です。シードフレーズや秘密鍵を求めるもの、内容のはっきりしない承認(無制限のトークン承認など)への署名を促すもの、見知らぬアドレスへの「手数料」の前払いを求めるものは、ほぼ例外なく詐欺です。受け取る前に、プロジェクトの公式チャネルでURLを確認してください。
出典: ethereum.org · Security
出典: ethereum.org · Security