文献室
目録化された一次資料、恒久リンク、標準的な引用形式。
テーマ別に閲覧できます。全文検索と引用情報のエクスポートは準備中です。
学術論文
分野別に目録化ビットコインへと至る長い思想の流れを、暗号技術、デジタルキャッシュ、貨幣理論、コンセンサスメカニズム、スマートコントラクト、スケーリングの6分野に分けて目録化しています。各項目をクリックすると、目録カードと原典へのリンクが表示されます。
暗号技術
デジタルキャッシュ
貨幣理論
コンセンサス
スマートコントラクト
スケーリング
メーリングリスト・フォーラム資料
歴史が実際に動いた場所3つの一次アーカイブ
ビットコインの歴史の多くは、論文ではなくメーリングリストやフォーラムの上で刻まれました。ホワイトペーパーはメールで送られ、ビットコインで現実の品物を買った最初の取引(ピザ2枚)はフォーラムのスレッドで成立し、「HODL」(売らずに持ち続けること)はタイプミスから生まれました。
cypherpunks mailing list
プライバシーは暗号技術によって守られるべきだと考えた技術者たち、サイファーパンクの拠点です。Hashcash(1997年)やb-money(1998年)といったデジタルキャッシュの先駆けがここで初めて発表され、「Crypto Anarchist Manifesto」や「A Cypherpunk's Manifesto」もここで広まりました。
nakamotoinstitute.org/librarymetzdowd cryptography list
2008年10月31日のホワイトペーパー公開告知と、2009年1月のBitcoin v0.1リリース告知の原本が残るアーカイブです。サトシ・ナカモトと暗号技術コミュニティとの初期の公開のやり取りの多くも、ここで読めます。
metzdowd.com/pipermail/cryptographybitcointalk.org
コミュニティ自身によるアーカイブです。ピザの日(トピック137)、HODL(トピック375643)、そしてこのフォーラムでのサトシ・ナカモトの全投稿を読むことができます。
bitcointalk.orgアーカイブ横断検索は準備中です。リンク先の元のアーカイブをご覧ください。
コードの歴史
ビットコインのリリースと決定的なコミットビットコイン・プロトコルのバージョンの系譜
ビットコインのプロトコルは文書ではなく、コードの変更記録であるコミットの積み重ねです。ここでは、致命的になりえたバグを修正したものも含め、ビットコインの決定的な意味を持つリリースとコミットを目録化しています(「信頼の機械」展示室の「バリューオーバーフロー事件」を参照)。コードは、最も異論の余地が少ない一次資料です。比較のため、最後にイーサリアムの改善提案(EIP)も収録しています。
2009-01Bitcoin v0.1最初のクライアント2010オーバーフロー修正数時間で完了2013BIP 50チェーン分岐の事後報告2017-08SegWit 有効化BIP 1412021-11Taproot 有効化BIP 340/341/342
Bitcoin v0.1
サトシ・ナカモトが暗号技術メーリングリストとSourceForgeで公開した、最初のビットコインクライアントです。ホワイトペーパーで示された設計が、ここで一行残らず実際に動くコードになりました。
公開告知の原投稿Bitcoin Core
現在のリファレンス実装で、コミット履歴はすべて公開されています。コンセンサスルールの変更はどれも、特定のコミットとそれをめぐる議論までさかのぼって確認できます。
github.com/bitcoin/bitcoinBIPs · Bitcoin Improvement Proposals
Bitcoin Improvement Proposals(BIP)は、プロトコルの進化を記録した正式な文書群です。ルールの変更はまず番号付きの提案としてまとめられ、公開の場で議論されます。当館の展示室で引用しているBIP 50(2013年のフォークの事後報告)、BIP 141(SegWit)、BIP 340/341/342(Taproot)もここに収められています。
github.com/bitcoin/bipsEIPs · Ethereum Improvement Proposals
ビットコインのBIPに相当する、イーサリアムの改善提案です。ERC-20/721/1155の各トークン規格や、手数料の仕組みを改めたEIP-1559の原文があります。
eips.ethereum.org規制・司法文書
政府の公開記録一次文書
「栄光と災厄」展示室で扱う破綻や詐欺を、うわさではなく事実として示せるのは、まさにこうした文書があるからです。その多くは、誰でも閲覧できる政府の記録です。
SEC提出書類とプレスリリース
括弧内はSECのプレスリリース番号です。BitConnect(2021-172)、Terra/Terraform(2024-73)、CelsiusとMashinsky(2023-133)、FTXとSBF(2022-219)のほか、現物ETF承認に関する声明などの原文を収めています。
sec.gov/newsroomDOJの起訴状と事件ページ
Silk Road/Ross Ulbricht事件(ニューヨーク州南部地区)、2016年のBitfinexハッキング事件(コロンビア特別区)などです。捜査当局が公開台帳をたどって資金を追跡し、その追跡結果を証拠としていった過程が、ここに最も詳しく記録されています。
justice.govMiCA · Regulation (EU) 2023/1114
主要経済圏の規模で初めて定められた、暗号資産の包括的な規制枠組みの条文です。規制の範囲をめぐる議論は、「文化と未来」展示室の「問いの壁」で紹介しています。
eur-lex.europa.eu原典:EUR-Lex · © European Unionエルサルバドル「ビットコイン法」
主権国家として初めてBTCを法定通貨とした法律です(2021年6月9日成立、2021年9月7日施行。2025年1月の改正で受け取りが任意となり、法定通貨としての地位は実質的に失われました)。
asamblea.gob.sv文献室には、相応の引用実績と学術的価値があり、業界で評価の定まった著作を収めています。広く評価されたブログ記事はここに加えられることがあり、ここに収めた原典のうち最も基礎的なものは展示室でも紹介しています。詳しい規定は「収蔵基準」をご覧ください。